介護業界で女性に人気のある職種とは?
介護業界にはいろいろな職種があるが、その1つに生活相談員というものがある。
女性からの人気がとても高まっている職種だが、介護職員と違う点はどこなのだろうか。
まず給料について比較すると、生活相談員の平均年収は350万円から400万円前後だ。
一方の介護職員は年収が250万円から330万円前後なので、介護職員と比べると給料が高くなっている。
もちろん施設によって若干の違いがあり、介護職員には夜勤があるところもあるため、それに従事すれば夜勤手当が支給されてより高い給料をもらうことは可能だ。
しかし、夜勤は女性にとって体力的に負担になりやすいというデメリットもある。
次に、生活相談員の仕事内容についてだが、これは主に次の3つとなる。
介護サービスを利用したいと思っている人の相談に乗り、施設の入所や退所の手続き業務を行う。
加えて、関連施設との連携や調整も行っていく。
簡単に言えば、施設と利用者の架け橋の役割をするのが生活相談員の仕事になる。
基本的に介護の仕事を行うことはないため、介護職のように体力を必要としない。
それに対して、介護職員の仕事は利用者の生活援助を中心とした介護がメインになるため、体力が必要だ。
生活相談員になるために絶対に必要な資格はないとされているが、厚生労働省が社会福祉士、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格を推奨していたり、地方公共団体によっては介護福祉士やケアマネージャーなどの実務経験が要るところもある。
しかしながら、必ずしも絶対条件というわけではなく、地方公共団体ごとに違いがあるため、確認が必要だ。